コーヒーとたい焼きのカラク・小声書房
北本駅から徒歩8分。踏切を渡り、パナソニックのお店と書かれた大看板を抜けた先にそれらのお店がある。
コーヒーとたい焼きのカラク
カラクさんのたい焼きは、顔が凛々しい。
店内のカウンター付近は、ゆるキャン△の千明と恵那ちゃんのぬいぐるみストラップがかけられていたり、エヴァのフィギュアが置かれていたりとお店の方の趣味で溢れている。
私はその趣味に心から賛同し、店内のテレビから流れる画質の良いメイドインアビス2期をのんびり見ながらたい焼きを食べた。メイドインアビス2期のOP、安月名莉子さんの「かたち」を聴きながらたい焼きが食べられる空間は中々ないので、面白さを感じるとともに贅沢な感じがした。
小声書房
まず出迎えてくれるのは、白色と黒色を使って描かれたイラストが落ち着く、小声書房さんの看板。
そしてその看板の下に本棚があり、漫画が多く置かれている。それらの漫画は、どれも本屋さんを定期的に巡回しないと見つけることができない漫画ばかりだった。個人的には、雑誌「ハルタ」「青騎士」に掲載されている漫画の単行本が置かれていて嬉しかった。
小声書房さんの看板
本棚はもちろん美しい。
木製の長方形の箱の中に本が置かれており、その箱がいくつも連なって大きな壁を作っている。そんな壮観ながら、木の温かみを感じる本棚にうっとりした。
百年文庫9「夜」という本を購入した時、お店の方に本のカバーを外すと版画が現れること、その版画は図書館で貸出される際に隠れてしまう部分であること、その版画がこの本の魅力の1つあることを教えてもらった。
カバーがついた状態
カバーを外すと見ることのできる版画
直接、本の魅力を教えてもらえるのは、本それぞれの魅力を知っている個人経営の本屋さん、また、小声書房さんならではだと思うと同時に、お店の方が本に愛情を持って本屋さんをしていることに嬉しくなった。
小声書房さんには、哲学や詩の本もあった。小声書房さんにあった本達は、関連書籍をひっぱったり、本を1冊のノートにまとめたりして、じっくりと対峙したいと思わされるものが多かった。
小声書房さんには温かみがあり、どこかに必ず魅力がある本が多く置かれていたように思う。それはお店の方が本の魅力を捉え、選書しているからに他ならない。素敵な本屋さんであった。
[ひとくち文化]
今日は長くなってしまったのでお休み。
また明日。