絶対にあるカタチのないもの
「アサルトリリィ Last Bullet collaboration cafe 百合ヶ丘ティーパーティー2023」
and GALLERY池袋で開催されていた、アサルトリリィのコラボカフェに行った。
運良く目の前の席に誰も座っていなかったため、案内された席から一柳隊を眺めることができた。
ハイライトの量が少なくて、少し濁ったように見える瞳がお人形のようでかわいい。
Last Bulletならではの魅力的なキャラデザだ。
お洋服は、百合ケ丘の制服にメンバーカラーのエプロンを付けたシンプルなデザインだが、エプロンの裾にフリルがあしらわれており、可憐さも添えられている。
カフェ内で流れる「トウメイダイアリー」※1を聴きながら、心ゆくまで好きなキャラクターを眺めた。
コラボカフェを考えた人は天才や……と思いながらしみじみと幸せな時間を過ごした。
予約した際に支払った席料に1杯分のドリンク料金が含まれているため、なんだか無料に感じるドリンクを頼む。
1杯目は「梨璃のピンクレモンソーダ」を注文した。
特典のコースターは雨嘉。
梨璃を頼んだ(語弊)時に雨嘉のコースターが出たのを見て、つい微笑む。
梨璃と雨嘉の関係性もいいよなぁ。
『アサルトリリィ BOUQUET』 第4話で
神琳の「自信が無いならおやめになっては?」という言葉を雨嘉が信じ、一柳隊への加入の誘いを雨嘉が辞退しそうになった時に
梨璃は、神琳の言葉ではなく、雨嘉の実力を見たいとまとまらない言葉で雨嘉と神琳に伝える。
また、梨璃は雨嘉が大切にしている携帯についているネコのストラップを見て、かわいいよねと声をかける。
梨璃は雨嘉と接する時に、無意識に雨嘉自身を見つめ続けている。そして雨嘉は、その態度に感謝をし、報いたいと自信がないながらも行動する。
雨嘉自身をまっすぐに見つめる梨璃とその行為に誠意をもって応え、梨璃を信じる雨嘉。
この2人の関係性が好きである。
加えて雨嘉といえば、一柳隊のアルバム『Cherish』に収録されている雨嘉のソロ曲「Pretty Please」が思い出される。この曲は、気持ちを素直に伝えられず口ごもってしまう様子を猫に例え、歌い上げるかわいい1曲だ。
ただこの曲は、サビのにゃにゃにゃにゃにゃにゃぁにゃん🐈⬛♡🐾に理性を持っていかれるため、聴いた後に何時間か正常な判断力を失う弊害がある。
2杯目は、「神琳のオレンジジャスミンティー」を注文した。
「楓のトロピカルアイスティー」と迷ったが雨嘉のコースターと組み合わせたかったため、神琳を注文(語弊)した。
特典のコースターは夢結様。
梨璃のドリンクを飲む前に夢結様のコースターが欲しかったと少し残念に思う。
神琳と雨嘉といえば、
『アサルトリリィ BOUQUET』第4話と第12話のお風呂の背もたれシーンが思い出される。
第4話で神琳は、故郷を追われた神琳に対し失礼な言動をしていたと謝る雨嘉に「そんなことを気にしていたの……あなたに喜んでもらえたなら私も嬉しいのよ」と伝え、雨嘉の背中にもたれかかる。
この時雨嘉は、神琳の優しい言葉との背中からの熱でさぞ安心しただろう。
その後「ここに来られて良かった」と素直な言葉を呟くのも、雨嘉が背中を預けられる仲間ができたことを実感しているように見えて良い。
第12話でも全く同じようにお風呂で背中を合わせるシーンがある。しかし、雨嘉は神琳に「故郷を思い出す」と気兼ねなく故郷の話をする。
このことから、二人の間柄が遠慮のないものになっていることが分かり、胸が熱くなる。
お互いがお互いを信じていて、安心しきった2人の関係もまた魅力的である。彼女達の温かな触れ合いをずっと見ていたい。
※1 デジタル配信中。最高の曲。
アサルトリリィの楽曲は、リリースされる度に最高を更新していく。
特に「絶望が存在する理由」(おしえてよ)からのミリアムパート、「もしかして希望のプレリュードかい」の歌い方が茶目っけがあり、かつ希望に満ち溢れていて素晴らしい。