悲しみのその先へ
昨日のことを書きたい。
私は今、転職活動をしている。
昨日は最終面接を受けにいった。
私はそこで初めての最悪な経験をする。
それは遅刻だ。
列車が遅れていたのだ。それも50分程。
だが、遅れている路線に乗らなければ防ぐことができた遅刻であったため、正真正銘自分のミスである。
タクシーの方が早いと思った私は、電車を飛び降りてタクシーを探す。1度もタクシーなんて自分で止めたことない。なのに突発的な行動力を発揮した結果、タクシーは1台も自分のあげた手に止まらなかった。
これじゃもっと遅れちゃう……半泣きで涙が滲み出る。
都会の真ん中で途方に暮れた私は、FRAME※1を呼びたくなった。呼んだら来てくれたのかな。
自力ではタクシーを止められないことを悟ったため、アプリでタクシーを呼んで現地に向かった。結局会場に着いたのは、約束時間の30分後であった。
こんなに和やかで敵意のない面接は初めてだった。これが消化試合というものだろう。
面接が終わったあと、わんわん泣いた。
都会のライトアップされた夜景を見ながらわんわんわめきながら帰った。
自宅に帰ると、ふとSideMのライブ映像が見たくなり、自宅のプロジェクターを使って壁一面に試聴動画を写した。(円盤持ってません)
FRAMEいいなぁぁぁと涙目になり、円城寺道流のソロ曲こんなに良かったか。彩を見てこのチャカチャカ感アイドルマスターらしいよなぁとしみじみしたり、「いとをかし!〜一彩×合彩〜」で彩!彩!彩!(歌詞あってるか微妙)とこぶしをぶんあげたり、北村想楽と硲道夫が現実に存在していることへの嬉しさに耐えかねて、ソファに倒れ込んだ。
「Growing Smiles!」を歌うアイドル達の輝きを受けて瞳に涙を貯め「ほっぷ・すてっぷ・ハイ、しーぷ!」でなおぐうううううんんんんんと咽び泣く。
何かをやらかした時に、SideMを見たくなるのはなぜだろう。
きっと、自分が体験した辛かった現実を彼らの輝きで見えなくしてもらうためだろう。そして彼らの魅力で前を向かせてもらうためだろう。
SideMはどん底に落ちた自分を、キラキラした場所へと引っ張っていってくれる。だから落ち込んだ時、彼らに手を伸ばしてしまうのだ。
[ひとくち文化]
本来、トロイの木馬は黒ビールとコーラを混ぜたカクテルなのだが、このカクテルは、コーラの代わりにドクターペッパーを混ぜたものだ。
先日、「おもしろ同人誌バザール」※2で購入した『ドクターペッパーカクテルのお店ガイドブック都内編』という本でこのカクテルを知った。
作れそうだったため、自作した。
このカクテルが、SideMを見て泣く一因となったことは確かである。(泣き上戸)
※1
アイドルマスターSideMのユニットのひとつ。
このユニットが歌う曲のひとつに「勇敢なるキミへ」という曲がある。
この曲には、コールアンドレスポンスがある。具体的には、FRAMEの3人が「呼んでくれよ!」と歌った後にプロデューサー(観客)が「FRAME!」と叫ぶものである。
私は「FRAME!」と叫ぶのが大好きである。
※2
11/3、神保町で開催された情報系同人誌の祭典。
沢山本を買い、とても楽しんだので、改めて感想をかけたらいいなと思っている。
今日は、文章をまとめられず、グダグダと書いてしまった。メンタルブレイクしている時は、膿を外に出すように文章を書き切りたいから、内容はめちゃくちゃです。ご容赦ください。
星屑☆シーカーを歌ってみたら
「星屑☆シーカー」/ WITCH NUMBER4
この歌をカラオケで歌ってみたら、元気が出た。
この歌を歌うと、いつもの疲れた自分とは違う、夢を持って生きている自分が自分の中にいることに気づく。
なぜなら、この歌の歌詞に共感していて、歌詞を素直に歌えるからである。
この歌を歌っている時、現実を生きる疲れている自分のために、夢を持つ自分が歌を歌っている気持ちになる。
この歌を歌った時、自分の中に夢を持つ自分がいることに気づけて嬉しくなったし、自分の中にいる疲れている自分は、夢を持つ自分が歌った歌を聞いて元気づけられた。
いつまでもドキドキってしたい
未来の扉が開けるように
胸いっぱいの愛をあげるから待っててよ
3:46のフレーズを歌った時に、私は自分が思っているよりも自分にできることが多いのかも!と思った。
このフレーズを聞くと、WITCH NUMBER4の4人が私のことをワクワクさせてくれる感じがするが、自分でこのフレーズを歌うと、自分が愛※1(=明日もワクワクってしたいと思って動くこと)を持ちながら、生きていけるような気になる。
この歌を歌うと、私は自分でワクワクすることができるし、自分をワクワクさせることができるような気がしてくる。
希望とは、この感覚のことを言うのだと思う。
私はこの希望を感じて、元気が出るのである。
ナナシス、テクノポップ好きとしてはむちゃくちゃ気になるので、本腰入れて触れていこう。
(Cocoro Magicalも好き)
※1 歌の中では、「愛」を明日もワクワクしたい気持ちと示唆する。
1:01「明日もワクワクってしたい これがつまるとこ愛かもね」3:31「明日もワクワクってしたい これがつまるとこ愛のようで」という歌詞から読み取れる。
私を気にしてくれるお姉様
サンリオピューロランドに行った。
『Makkuro Halloween Party』『クロミとオーエンのHalloween illumination』を鑑賞した際にクロミの優しさに惚れてしまい、ブレスレットを買ってしまった。(クロミチョコも美味しい)
特にクロミの励まし方に、優しさを感じた。
『Makkuro Halloween Party』でみんなが魔法で知恵の木を光らせようとして、失敗してしまうシーンがある。
そんな時クロミが「そんなにしょんぼりするなよ!大丈夫だから!簡単なことなんだよ!」とみんなを励ますのだが、励ます相手の気持ちを安心させようと言葉を選んでいるところが、非常に優しい。
また、クロミは意識が観客の方に向いている話し方をするキャラクターだと感じた。
例えば、観客に対して「すっごくいい顔してるよ〜!」「自分を信じれば、明日はもっといけてる自分になれるかんな!」などと話しかける。
キティもパレードの最中に観客に話しかけることがあるのだが、「とっても嬉しい♡」「どうもありがとう!」などキティの気持ちを伝える話し方をすることが多いため、クロミの話し方に新鮮味を感じた。
クロミは高いコミュニケーション能力と相手への思いやりを持っている。そのため、相手に優しく接することができる。
そんなクロミに、私はただ惹かれてしまった。
全然関係ないけど、ピューロにいたファウストの写真もぜひ見てほしい。
ピューロに来てまでも、ひきこもっている。
ただひたすらに別世界線を望む
『ひきこまり吸血姫の悶々』第4話/ 「ミリセント・ブルーナイト」について
『ひきこまり吸血姫の悶々』第4話を視聴した。
第4話の視聴後、本作品に登場するキャラクター「ミリセント・ブルーナイト」(以下ミリ)に対して想いが溢れてしまったため、ミリについて書く。
※原作未読
☆率直な感想
まず、ミリは悪いんだけど悪くないよ……というのが率直な感想である。
ミリが人をいじめてしまったのは、ほぼ親と教師のせいだからである。
ミリの親は、ミリに特殊能力である「烈核解放」を習得させたいと望んだ。
理由は、ブルーナイト家(ミリの家)がガンデスブラッド家(テラコマリ※1の家)と並びたいからである。そのために娘を使う時点で、嫌な親である。
そして親はミリに、「烈核解放」を習得せるための教師を連れてくる。
親が連れてきた教師は
・「烈核解放」の成功には、心の有り様が深く関係している。
・「烈核解放」の成功には、逆境にめげない心が必要。
・そして、心を鍛えるには、生命を脅かされることが有力。
との見立てを持っていた。
その見解の元、ミリは「神具」という武器で教師から、身体を痛めつけられる日々を送ることになる。
どんなに怪我をしても必ず治るこの世界で、「神具」は特殊な力を持つ武器である。なぜなら、この武器で傷つけられると怪我が治る保証はないからである。それゆえ、人を殺せる武器として、この世界で恐れられている武器である。
この世界において人を殺せる唯一の武器、「神具」を使ってミリは教師から痛めつけられていた。
ただどんなに教師から痛めつけられても、ミリは「烈核解放」を習得することができなかった。
その結果、親からは
「クソ!お前はガンデスブラッド家の娘と比べたら出来損ないもいいところだ」と罵倒され、
教師からは、お前には「烈核解放」ができる才能がないと言われる。
そこでミリは、これからどうしたらいいのかを教師に問う。そこで教師から帰ってきた言葉が
「自由に振る舞いたまえ。愛しいと思ったものを愛で、憎いと思ったものを殺せ。」という言葉であった。
ミリはその言葉に影響を受けて「烈核解放」ができるヴィルヘイズ※2とテラコマリを殺すくらい苛烈にいじめてしまう。
この流れを追うとミリはいじめっ子として帰結してしまうのだが、私はミリの存在を肯定してくれない環境で生き続けたミリをすごいと思う。十分に逆境にめげない心を持っている。
しかし、辛い時に人をいじめることで平静を保っていたというのがミリの心の弱さなのかもしれない。そこが「烈核解放」を習得できなかった所以かもしれない。
ただ私もミリと同じように弱い心を持っているから分かるのだが、他者を愛しむ力とか、いじめを止めに入るとか、辛い時に人を攻撃しないとかは、そんなのは恵まれた環境にいる人にしかできないものだよと思ってしまう。
☆心の強さの種類
ミリには逆境にめげない心が無かったのではなく、別の種類の、逆境にめげない心があったのだと思う。
例えば、家族が離散し自分1人しか信じられない状況においても、テロリスト組織に入って自分1人で生きてきたこと、それも逆境にめげない心だ。
この状況で屈せずに生きることを選んでこられたのは、ミリだからだと思う。
教師ももっと「烈核解放」に必要な心の有り様の種類を調べてから、ミリで試せよ!!とミリの将来を奪った教師の見解に怒ってしまう。
☆ミリの才能
ミリは教師から「これまでやってきてはっきり分かった。お前には烈核解放を発現させるだけの才能はないようだ。といっても見どころがないわけじゃない。それ以外の才能ならば、羨ましいほどにある。」と言われる。
他の才能はあまるほどあるのに、「烈核解放」の才能がないというのが苦しい。父から求められているし、自分も欲しいものが手に入らない絶望感をミリは常に感じていただろうと思う。
ちなみにミリとは逆に、テラコマリは、3歳から勝手に「烈核解放」ができていた。
現実にそんな天才や秀才という括りはないと思ってはいるが、秀才は天才に敵わないといった構図を見ているようで胸が苦しくなった。
才能もあり、心も強いミリが破滅していく姿を見るのが辛かった。もちろん、人をいじめることは許されることではないが、周囲の環境が違えば、ミリは人をいじめず、ミリの数多くの才能を活かし、逆境に屈しない強い気持ちを武器に日々を生き抜けたであろう。
もし、ミリの周囲の環境が違えば、今とは絶対に違った結果になっていたと思う無念さが、心から離れない。
※1本作の主人公 カリスマ性とはこのこと。
※2主人公を支えるメイド。無表情ギャグ要員。
【重要事項】2人とも可愛い。
絶対にあるカタチのないもの
「アサルトリリィ Last Bullet collaboration cafe 百合ヶ丘ティーパーティー2023」
and GALLERY池袋で開催されていた、アサルトリリィのコラボカフェに行った。
運良く目の前の席に誰も座っていなかったため、案内された席から一柳隊を眺めることができた。
ハイライトの量が少なくて、少し濁ったように見える瞳がお人形のようでかわいい。
Last Bulletならではの魅力的なキャラデザだ。
お洋服は、百合ケ丘の制服にメンバーカラーのエプロンを付けたシンプルなデザインだが、エプロンの裾にフリルがあしらわれており、可憐さも添えられている。
カフェ内で流れる「トウメイダイアリー」※1を聴きながら、心ゆくまで好きなキャラクターを眺めた。
コラボカフェを考えた人は天才や……と思いながらしみじみと幸せな時間を過ごした。
予約した際に支払った席料に1杯分のドリンク料金が含まれているため、なんだか無料に感じるドリンクを頼む。
1杯目は「梨璃のピンクレモンソーダ」を注文した。
特典のコースターは雨嘉。
梨璃を頼んだ(語弊)時に雨嘉のコースターが出たのを見て、つい微笑む。
梨璃と雨嘉の関係性もいいよなぁ。
『アサルトリリィ BOUQUET』 第4話で
神琳の「自信が無いならおやめになっては?」という言葉を雨嘉が信じ、一柳隊への加入の誘いを雨嘉が辞退しそうになった時に
梨璃は、神琳の言葉ではなく、雨嘉の実力を見たいとまとまらない言葉で雨嘉と神琳に伝える。
また、梨璃は雨嘉が大切にしている携帯についているネコのストラップを見て、かわいいよねと声をかける。
梨璃は雨嘉と接する時に、無意識に雨嘉自身を見つめ続けている。そして雨嘉は、その態度に感謝をし、報いたいと自信がないながらも行動する。
雨嘉自身をまっすぐに見つめる梨璃とその行為に誠意をもって応え、梨璃を信じる雨嘉。
この2人の関係性が好きである。
加えて雨嘉といえば、一柳隊のアルバム『Cherish』に収録されている雨嘉のソロ曲「Pretty Please」が思い出される。この曲は、気持ちを素直に伝えられず口ごもってしまう様子を猫に例え、歌い上げるかわいい1曲だ。
ただこの曲は、サビのにゃにゃにゃにゃにゃにゃぁにゃん🐈⬛♡🐾に理性を持っていかれるため、聴いた後に何時間か正常な判断力を失う弊害がある。
2杯目は、「神琳のオレンジジャスミンティー」を注文した。
「楓のトロピカルアイスティー」と迷ったが雨嘉のコースターと組み合わせたかったため、神琳を注文(語弊)した。
特典のコースターは夢結様。
梨璃のドリンクを飲む前に夢結様のコースターが欲しかったと少し残念に思う。
神琳と雨嘉といえば、
『アサルトリリィ BOUQUET』第4話と第12話のお風呂の背もたれシーンが思い出される。
第4話で神琳は、故郷を追われた神琳に対し失礼な言動をしていたと謝る雨嘉に「そんなことを気にしていたの……あなたに喜んでもらえたなら私も嬉しいのよ」と伝え、雨嘉の背中にもたれかかる。
この時雨嘉は、神琳の優しい言葉との背中からの熱でさぞ安心しただろう。
その後「ここに来られて良かった」と素直な言葉を呟くのも、雨嘉が背中を預けられる仲間ができたことを実感しているように見えて良い。
第12話でも全く同じようにお風呂で背中を合わせるシーンがある。しかし、雨嘉は神琳に「故郷を思い出す」と気兼ねなく故郷の話をする。
このことから、二人の間柄が遠慮のないものになっていることが分かり、胸が熱くなる。
お互いがお互いを信じていて、安心しきった2人の関係もまた魅力的である。彼女達の温かな触れ合いをずっと見ていたい。
※1 デジタル配信中。最高の曲。
アサルトリリィの楽曲は、リリースされる度に最高を更新していく。
特に「絶望が存在する理由」(おしえてよ)からのミリアムパート、「もしかして希望のプレリュードかい」の歌い方が茶目っけがあり、かつ希望に満ち溢れていて素晴らしい。
とろけるように味わう
「ESバンドTRIP LIVE!!」
あんスタ楽曲のバンドアレンジが最高である。
このアレンジが聞けるのは、「くわPスタジオ-TRIP-」という番組の「ESバンドTRIP LIVE!!」というコーナーである。
(ただ、アレンジと言えばカフェシナモンの店内BGMを集めたアルバム、『ES idol songs Cinnamon arrange selection 』でも聞くことができる)
「ESバンドTRIP LIVE!!」とは、バンドアレンジされたあんスタ楽曲をあんスタのバンドチームが、生バンドで演奏してくれるコーナーのことである。プロの演奏が自宅で聞けるなんて贅沢だ。
今回は「No name yet」「Feathers of Ark」「ハンズクラフト」の3曲のアレンジが披露された。
ゆったりとたゆたうような音色に自然と顔がほころぶ。
ピアノ、ギター、ベース、ドラムそれぞれの楽器の交わりが自然で心地いい。
主旋律がギターになった時の優しい語り口が好きだ。
また、ピアノの曲ごとのギャップも素晴らしい。
切なく気品のある音を聞いて惚けて、ポップに弾む音を聞いて楽しくなる。
スミノフアイスモスコミュールを飲みながら、アレンジされた楽曲を聞いた。
このモスコミュールは、ジンジャーの風味と薄めのコーラの味わいが印象的である。しかし、後から強めのアルコールが追い打ちをかける、アルコール分9%に相応しい味だ。
このお酒とあんスタ楽曲のバンドアレンジが合わさり、幸せな味わいだった。
[ひとくち文化]
プリパラらいぶろ
ローソンにてかわいすぎるシールとブロマイドを印刷してしまった。
タブレットの裏に挟んでいる。
見る度に悶えている。
想定を外れるfool logic
『鴨乃橋ロンの禁断推理』
このアニメのopは、UNISON SQUARE GARDENの「いけない fool logic」だ。
このアニメは、opに登場する「fool」という言葉が似合いすぎるアニメだ。
まず、「fool」の意味を確認しておく。
ジーニアス英和辞典 第4版
「fool 」名詞
①ばか者
②道化師
(ウィズダム英和辞典 第3版を確認すると''カモ''なんて意味もあるらしい。まさにこのアニメ向き!)
これらの記述から「fool」は、ばかという意味らしいことが分かる。
私がこのアニメを「fool」という言葉が似合いすぎるアニメだと思う理由は、作中で連発されるボケと作中でのネーミングセンスにある。
まずボケに関しては、
常識と論理の外に出るボケがよく登場する。
例えば、登場人物の1人「鴨乃橋ロン」(以下ロン)は、黒蜜を飲んでいる。原液で飲んだら喉が焼けそうなものをゼリー飲料のパックで飲んでいる。
飲めんやろ普通。
また、主人公の「一色都々丸」※1(以下一色)の女上司「雨宮」(以下雨宮)もボケに一役買っている。
雨宮は、刑事の能力に応じて担当事件を振り分ける任にある。そのため、過去に犯人を取り逃したことのある一色には大きな事件の同行を許さず、取り留めのない事件を任せるか、待機を命じている。個人の能力を成果から把握している上司だと言えるだろう。
また屈強な男性の部下達にも堂々と指示を出しており、強い女という呼称が相応しい人物だ。しかしそんな人物が、ロンの「犯人追い詰めて殺す病」を見た時に
「何あれ……かっこいい……」と頬を染めるのだ。
えっ、そうなる?(喜)
ちなみに「犯人追い詰めて殺す病」とは、ロンの持病(?)である。
犯人を明かした時にロンが特殊な力で犯人を操り、犯人を自殺させようとしてしまう病だ。ロンはこれを無意識で行ってしまうらしい。
このモードに入った時のロンの瞳はプリズムのように輝き綺麗だ。だが、犯人を殺めようとしているのを見て惚れるのも中々である。
このボケは常識や論理から外れた方向にキャラクターが動いているからこそ生じる笑いだ。
ただ、この常識や論理が先入観や偏見である場合もあるから、笑えるのは自分だけだったりもするのであろうかと思うとゾッとする……。
そして2つ目のこのアニメに「fool」という言葉が似合う理由、単純なネーミングセンスだ。
2話でロンは偽名を使い、貯金箱からお金が無くなった事件を解決して欲しい依頼者の自宅を尋ねる。その際にロンが使った偽名が「金貯まる金男」であった。
なんだ、「金貯まる金男」って。
銀行書類の記入例か。
この単純さが面白い。難しいことが分からなくても笑えるネーミングセンスが本当に大好きだ。
「fool」とは常識や論理から逸れてる面白さと単純すぎるが故の面白さのことであると思う。
想定から逸れるキャラクターの様子と単純すぎるギャグに笑わされていよう。
では、私もクッションでできた柔らかい床、通称「怠惰の床」に倒れるロンみたいに自宅の床に倒れてみる。あ、いたっ。
これが「怠惰の床」
※1
一色の三白眼表情好き