静けさに潜む、破裂する暴力性
『チェンソーマン』の雰囲気が好きだ。
全体的に画面が暗い。特にデンジとポチタの日常風景を描く前半の場面は画面も暗く、音楽も無かったため、淡々と貧乏な暮らしを営む2人の様子が強調されていた。
バラバラにされたデンジの身体が元通りになっていくシーン。
ポチタが言葉を話した後にその様子が血となりデンジの身体が再生していく。その描写は、記憶も身体の一部なのだと教えてくれるようで好きだった。バラバラになった腕や足が繋がるシーンは、ぬるぬると動いて気持ち悪いはずなのに綺麗で神秘的に思えた。
1話の終盤に登場したマキマさんの声がいい。静かだけど響く声。言葉尻が沈まずに上がる感じが余裕と色気を醸し出してて素敵だった。
物語は暗く静かに進むけれど、時折うるさく響くチェンソーの音と純粋な欲求が渦巻くチェンソーマンの雰囲気に酔っている。
OPの映画全部見たい。
[ひとくち文化]
朝マックした。
ホットケーキをシロップヒタヒタにして食べるの幸せ。三角チョコパイの中のバニラクリームに、ヘーゼルナッツらしきものが入っていた。甘いクリームのアクセントとなって美味しかった。